なぜ”総合”なのか

2020.02.25
平松佳一
私が会社で携わってきた人事労務の分野でいうと、
たとえば、
人事コンサルタントに入ってもらって評価制度を構築したがうまく機能していない、
というのはよくあります。

さらには、
そもそも制度をつくったものの、
導入しようとした段階で社員の反発にあい宙に浮いてしまった、
という話も耳にしたことがあります。

制度そのものは悪いものではないと思いますが、
それが自分の会社にあったものなのか、
あるいは、
導入の前段として評価制度を運用する土壌ができているか、
というのは別問題です。

評価制度を導入することで社員のやる気を引き出すことをねらう
向きも多いですが、
会社としての問題は本当にそこなのか、
立ち返ってから動く必要があります。

すると、それは人事制度だけの問題ではないかもしれません。
ビジョン、戦略、組織、カネの問題と密接にからんできます。

ということで、会社全体を俯瞰して問題点の発見に
社長さんと一緒に取り組んでいるので、

“総合”

というわけです。