「人事制度」ってなんなのか?

2020.08.08
平松佳一
「人事制度」ときいて、何が思い浮かびますか?

給与、評価制度、就業規則、教育訓練、福利厚生、ボーナス・・・

いろいろあると思います。法律で作らないといけないもの、そうではないものもあります。

どれも正解だと思います。

 

皆さんの会社にはどんな制度があるでしょうか。

制度はうまく運用されているでしょうか。

 

たとえば、評価制度を作ったけどうまく回せていないとか、作っただけで運用すら始まっていない、というお話をしばしば耳にします。

なぜなんでしょう?

 

・仕組みが複雑でわかりにくい

・そもそも目的が不明確

・管理職が評価・面談に慣れていない

 

などなど。

でも、根本は、その会社や経営者の経営に対する方針や、こんな社員になってほしいという考え方が反映されていないからです。

 

私は、評価制度を含めた「人事制度」って、

「どんな仕事のしかたをして、どのように社会に貢献してほしいのか、ということについての、会社から社員へのメッセージ」だと考えています。

 

これが具体的な形になったものが、給与制度であったり、評価制度だったりするわけです。

 

思いをすっ飛ばして形だけで入ろうとするからこういうことが起こります。

 

お仕着せの評価制度を入れれば、社員のやる気が高まる。

本当にそうでしょうか?

 

なにも評価制度はいらない、と言っているわけではありません。

 

ものごとには順序があります。

準備も必要です。

 

さて、何から始めましょうか?